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短冊の行方を想像しながら。
出国102日目
8カ国目インドのバラナシにいます。
コルカタから夜行列車で14時間。
ガンジス川沿いのバラナシへ。
ここバラナシは、聖なる川ガンジス川に近く、
とくにこれといった観光場所もない小さな町で、ゆっくりできるいいところ。
5年前にも、この町に立ち寄っていて、
ガンジス河を眺めたり、朝日を見たり夕日を見たり、ゆっくり過ごしていて。
ただ今は雨期で、なかなか朝日も夕日もみれなくて。
していたことができなかったかわりに、
していなかったことで、なにかできることはないかと考えて。
ガンジス河といえば、沐浴。
せっかくきたから、入っとかないとなーとは、ぼんやり思っていて。
ガンジス河に入った次の日から高熱が出たとか、しばらくバラナシから動けなくなったとか、
そういう話は旅中にいろいろ聞いていたけど。
どういうわけか、聞けば聞くほどに興味がでてしまう。あまのじゃく。
なんとなく朝日のタイミングで、決行することに。
沐浴といっても、要はガンジス河に頭まで潜るだけなので、
バンジージャンプのような見た目的なインパクトはないけど、
いざ入ろうと覚悟を決めた瞬間に湧き上るどきどき感は、
バンジージャンプの時に感じたそれに近くて。
そらそうやんな、高熱とか腹痛とか下痢とかリスクは確実に背負ってるし。笑
まあでも案ずるよりは生むが易しはインドでも健在みたいで、
不安感はまだまだ消えないけど、それも含めてなんだか清々しくて、よかった。
今のところ元気、だいじょぶ。
あとはゆっくり過ごしながら、
七夕に短冊をガンジス河に流したり、ラッシーを食べたり。
プージャーという毎晩行われている礼拝を見たり、線路を渡って対岸へ行ったり。
5年前と変わらず、ゆっくりとした楽しい日々。
朝日や夕日は見れなかったけど、よくよく考えると太陽は毎日昇っていて沈んでいて。
そう考えると、実際見える必要はないのかもしれない。
きれいに見えたらもちろん嬉しくて、それだけで心が落ち着いたりもするけれど。
雲に隠れて見えなくても、その雲の向こうでは間違いなく、朝日は昇っているし夕日は沈んでいる。
実際に目にしたものに影響を受けるのはすごく大切だと思う。
でもそれと同じくらい、今見えてるものの向こう側に想いを馳せるのも素敵なことなんじゃないかなと、
ガンジス河に流した短冊の行方を想像しながら、ふと思った。