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カラフル。
出国155日目。
13カ国目スペインのイビザ島にいます。
トマト祭が終わって、さて次どこ行こうかなってなって、
どうやらイビザ島に行く人が多いみたいってことで、
僕も僕もとのっかることに。
飛行機高いみたい宿高いみたい、って噂が迷いどころではあったけど、
夜行フェリーで36€でいけるよ宿も20€でアパートシェアできるよ、ってことで。
トマト祭熱の冷めやらぬうちにイビザ島へ。
イビザ島といえば泡パーティが有名で、
クラブで午前5時から泡まみれになってはしゃごう!みたいな、
トマト祭に引き続きただただ楽しいだけの時間が今回の大目的。
と、いうわけで、さっそく。
ご縁があってなんとGUESTとしてFreeで入れてもらえるというラッキー。
もうほんとに感謝しかない。
会場となるのはamnesiaというクラブ。
泡パーティは毎週水曜と日曜にやってるみたい。
基本的には泡パーティがはじまるまでは普通のクラブで。
朝5時くらいから、いよいよ感をあおる演出。
その後カウントダウンがはじまって、3、2、1、で、どん。
これが思っていたよりすごくて、
わいわいはしゃぎながら泡の中で踊るのも束の間、すぐに目の前が真っ白になって。
泡に埋もれるとほんまに息ができひんくなるってのを学んで、
あぶないあぶないってなって、わたわたと泡の外に逃げ出して息を整えて、
でもやっぱりまた泡の中に行きたいーって飛び込んではしゃいで、
でもやっぱりまた溺れそうになって逃げ出す。
の繰り返し笑。楽しい。
泡が終わればホースで水をだーってかけられて。
泡を落としながらも、まだはしゃぐ。
で、まあ楽しくてしょうがないから、
水で泡を落とした後にも、また泡のプールにダイブしたりして、わいわいしてると、
突然、「Go out!!」と怒られる。
え、さっきまであんなに、、って言い返そうとしたところにまた「Go out!!」。
わかったわかった、最後にトイレでこの泡ながして、、って頼もうとしたとことにまた「Go out!!」。
仕方なく泡だらけのまま外に出て、茂みに隠したシーツで暖をとりながら宿へ。
(今思うと、クロークにいれた方がよいかも。
3€で使えるし、茂みに隠すと結構盗られるみたいやし。
ってか茂みにシーツ隠すってなにそのファンタジーな節約方法。笑)
そんな感じの泡パーティ。
トマト祭同様はじまるまではすっごい暇やけど、
はじまってからの楽しさの突き抜ける感じがすごい。
ほんとに楽しかった。また行きたいな。
赤色は赤ちゃんという言葉があるように出生を意味し、
白色は死装束の色のに使われるように死別を意味する。
そんな話を聞いたことがあって。
先週のトマト祭りで赤に塗れて、昨日の泡パーティーで白に埋もれた僕は、
この一週間で人生を駆け抜けたことになるのかなと、ふと思った。
こんな駆け抜け方ができているなら、本望。
もちろん、赤と白だけじゃなくて、
青い海にはいって泳いだり、緑の芝生の上で走りまわったり、
バレンシアのオレンジジュースの美味しさに驚いたり、イカ墨のパエリアで歯を真っ黒にしたり。
いろいろな色があって。
僕たちはやっぱりカラフルな世界を生きていると思うし、
僕はそれがとても気に入っている。
勢いに任せて突き進む情熱的な赤い日も、冷静な視点から物事を眺める青い日も、
うまくいかない黒い日も、ふと光がさすよな黄色い日も、
なんにも考えない真っ白な日も、恋に落ちてく桃色の日も。
どの色がいいとかではなくて、いろんな色があるのがいい。
混ざったり滲んだりしながら、一色一色映えるのがいい。
「ときには目のくらむほどカラフルなあの世界。
あの極彩色の渦にもどろう。
あそこでみんなといっしょに色まみれになって生きていこう。
たとえそれがなんのためだかわからなくても。」
カラフル/森絵都
うん、色まみれになって生きて行こう。
カラフルな世界の、カラフルな日々を。