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喜怒哀楽が、映える。
2014年6月20日
出国446日目。
34ヵ国目ブラジルのナタールにいます。
W杯の日本戦を現地で観戦。
ずっと行こうときめていたわけでもないし、
なんならサッカーに詳しいとかそういうのでもなくて。
せっかく南米にいるねんからと、通りがかりのお祭りにふと立ち寄りました、
くらいの感じで参戦したW杯。
日本代表としての結果は予選リーグ敗退で
それはやっぱり悔しかったけど。
でも、やっぱり来てよかったと思った。
W杯ってこんなに興奮したっけっていうくらい、
ずっとどきどきしてたし、お祭りに溺れる感覚ははじめてで。
自分の中から出てくる声援がその場にある熱狂に溶け込んでいく心地よさと、
心地よさとかそんなの関係なく出てくる声援と。
どういう言葉が最適かはわからないけれど、
目の前にひろがる光景が、ここでしか行われていない現場感、
もちろん世の中のすべてがそうなんだけれど、
世界中の注目する90分が行われているその会場にいること自体の興奮はすごくて、
熱狂とか歓喜とか悔しさとか消失感とかが混じる、カラフル。
勝ち負けってのはやっぱりあって、だからこそ嬉しいしだからこそ悔しいし。
いつかは勝ち負けがはっきりするからこそ、そこへの道のりにある喜怒哀楽が、映える。
勝ち負けの無い世界に対する憧れだってもちろんあるけど、
それでもやっぱり、触れ幅のある勝ったり負けたりのこの世界がやっぱり好き。
もっともっと、感情に溺れるくらいが、ちょうどいい。