キリンが2階にいるような日々を。
出国26日目
3カ国目ベトナムのダラットにいます。
ベトナムの避暑地というだけあって、すずしい。
を通り越して、寒い。
昨日まで半袖短パンで汗かいてたのに、ダウン着ても寒いってなにこれ。
これはあれやな、今が貴重な時間やから今を楽しまないとと勘違いさせる、もうすぐ卒業式作戦の出番やな。
と、いうわけで、寒い寒いと喜ぶことに。わーい。
さてさて今日もまたバイクをシェアして、ダラットをふらふらと。
(ここで「だらっと」とういう動詞を選ぶ強さが、まだ僕にはない。笑)
ダラットは小さな町でだいたいバイクで30分もあればどこにでも行けますよっと。
入り口から滝までジェットコースターみたいな乗り物で行けるダタンラ滝とか。
滝の裏側にまわりこめるプレン滝とか。
でも、一番楽しかったのはここ。
Crazy House!
ベトナムの元首相の娘で建築家であるハンナさんが、
「とにかく奇想天外なデザインのものを建ててみたい」と1990年に建てた家。
らしくて。実際に宿泊も可能。みたいねんけど。
いや、ここがほんとに楽しい。
迷路のような廊下を歩けば気づけば屋上を歩いてるとか、なにここ。笑
部屋の中はこんな感じ。なんで鷹おんねん。笑
かわった模様の柱やなーと思って階段をあがれば、キリンやったり。
庭には蔦で作った蜘蛛の巣に花が咲いていたり。
ほんとに楽しい家。
住み心地がどうとか、その機能性とか、そういうところじゃなくて、
ただただcrazyでhappyな家!
住みたい!!
きっと設計図を書いてる時も、建設に立ち会ってる時も、わくわくしてたんやろなー。
こういう意味のない意味、みたいなのに僕はすごく惹かれる。
キリンが2階にいて得する人おらんけど、でもなんかいいなーってなる、この感じ。
そのものが本来持つ意味には影響は与えないような、仕掛け。こだわり。
きっとそこには、なにを言われようがここで突き抜ける、みたいな覚悟があるからかっこいいんやろなー。
川を流れる小石のように、僕らはまるくまるくなれる環境にはいて。
だいたいこうすればいい、みたいな模範解答は持ち合わせていて。
だからこそ、そういう仕掛けに、こだわりに、僕は憧れるんです。
鷹を、キリンを、蜘蛛の巣を、覚悟を背景に描きたいなと思うんです。
生きたい!!
そう思えるような日々の、設計図をかいて、材料を集めて、作り上げる。
うん、わくわくしかしーひんよなー。