セカンドマチュピチュ。
出国415日目。
32ヵ国目ペルーのマチュピチュにいます。
マチュピチュは言わずと知れた世界遺産。
マチュピチュには一度来たことがあるから、今回はどっちでもいいかなーって思ってたけど、
友達の誕生日を祝おーってお誘いが楽しそうすぎて、なんだかんだでセカンドマチュピチュ。
線路を歩いて、橋を渡って、気づけば暗くなって。
どうにかこうにかマチュピチュ村。
次の日は朝からどどんとマチュピチュ。
村から30分くらいバスでひたすら山を登るとそこには緑がわーってあって、
その中をすすんでいくと、その奥に山に囲まれた遺跡があって、それがマチュピチュですよ、と。
あいかわらず、ひっそりとどっしりと。
雄弁な沈黙、みたいな矛と盾を両手に、神秘的なんて言葉に逃げも隠れもしないで、
まだ何かと戦い続けてるみたいなその姿には圧倒される。
理由は分からないけどすこし悲しくて、でもやっぱりかっこよくて、僕はここがとても好き。
570年くらい前にここに集落があって人々の生活があって、
なんでこんな生活するには不便な険しい場所に作ったの?
っていう疑問に対しては「圧倒する景色があったから」みたいな回答しかできないって、
めっちゃ素敵やと思うねんな。
きれいな場所があるから、そこに集落を作る。
すごくまっすぐで、かっこいい。
下山してからは、フランス料理でお祝いお祝い。
一週間前にどこで何してたかがわからないような僕でも
一年前の誕生日の出来事、なんならここ数年の誕生日の出来事は覚えてるし、
誰かのそういう楽しい記憶のなかに残れるって、なんかちょっと嬉しい。
だから僕は誰かの誕生日が好きで、だから二度目のマチュピチュにもきて。
矛と盾のその間にはいくら数えても無数の明日があるだけだから、
難しく考える必要なんてなくて、
かっこよくて、楽しいほうに進めばいいんじゃないかなと思う。
誕生日やからマチュピチュに行く。
うん、まっすぐはいつだって、かっこよくて楽しい。