飛ぶ。咲く。走る。
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Category Archives: Vietnam

バイバイ、ベトナム。

2013年5月1日

出国31日目
3カ国目ベトナムのハノイにいます。

ベトナム最後は神様がいそうなハロン湾を往復して。
ハロン湾はさすがの世界遺産で一筋縄ではいかない魅力のあるところ。素敵。

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そしていよいよ今日がベトナム最終日。
なんだかんだでビザなし期限いっぱいの14日間滞在。
南部のチャウドックから、北部のハノイまで。ふらふらと。

なにがあれって、途中で気づいてんけど、ベトナム縦に長すぎる。

僕のイメージでは九州くらいの形と規模やってんけど、

実際は、どん。

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なにこれめっちゃ縦長やん。

ベトナムの北端から南端までは1650キロメートルで、ほぼ北海道と本州の両端の距離に相当するって。

なにそれめっちゃ縦長やん。そら時間かかるわ。笑

まあまあ、なるほどどおりで、いろんな雰囲気の町もあるわけで。

チャウドックの優しい雰囲気も。
ホーチミンの衝撃のバイク事情も。
まさかのダウン着てすごしたコーヒーの美味しいダラットも。
ニャチャンの海も。
ホイアンの提灯に照らされる町並みも。
摩訶不思議なハロン湾も。

ベトナムのもついろんな方向性の魅力はどれも素敵やったなー。

と、いうわけで、バイバイベトナム、楽しかった!

そしてこれからバスで28時間かけてラオスへ!楽しみ!!

句点で終わり、読点で続ける。

2013年4月29日

出国29日目
3カ国目ベトナムのホイアンにいます。

古都ホイアンは海あり川あり風情ありの素敵ポインツ。

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なにより提灯ブランディングがしっくりきすぎててすごい。きれい。
カメラ片手にパシャパシャとはしゃぐくらいにきれい。

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提灯って、もともとろうそくで明かりを確保していた時代に、
「あ、めっちゃいいこと思いついた!
このろうそくの周りを紙で覆ったら、風で消えへんくてナイスじゃない?
上下さえあけておけば酸素不足で火が消えへんし!わーすごいすごい!!」
みたいな感じでできた文化みたいで。

だから、中に電球をいれて使ってる今の提灯に、
当時のような、めっちゃいいこと思いついた感は、あまりなくて。
もちろんきれいやし、見た目的な違いはあまりないんやけど。

結果的にきれいに見えた、昔の提灯と比べて、
きれいであることを狙ってつくられている、今の提灯は、
プラネタリウムに星を見に行く時みたいな違和感があって。
確かにそれはそれで素敵で今回もパシャパシャとはしゃいで写真も撮ったわけやけど。笑

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曇っていて星が見えないかもしれない。
風でろうそくが消えてしまうかもしれない。
そういう危うさのようなもののもつ魅力って、やっぱり僕はあると思う。

僕らにとって明日は平等に不確定で、確信をもって歩ける道ばかりじゃなくて。
だから、時にはろうそくの炎のように決意が揺らぐ日もあるけれど。

それでも怯えず、前に歩いて行く人がが魅力的なのは、
「ろうそくが消えてしまうかもしれない、それでも」
と危うさの先に読点で続ける意志があるからなんじゃないかな。

思いを灯す。
危うさを受け入れた上で、覚悟で覆い、前に進む。
その提灯がきれいじゃないはずなんてあるわけないし、
やっぱり僕はその提灯が照らす世界を見てみたい。

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キリンが2階にいるような日々を。

2013年4月26日

出国26日目
3カ国目ベトナムのダラットにいます。

ベトナムの避暑地というだけあって、すずしい。
を通り越して、寒い。
昨日まで半袖短パンで汗かいてたのに、ダウン着ても寒いってなにこれ。

これはあれやな、今が貴重な時間やから今を楽しまないとと勘違いさせる、もうすぐ卒業式作戦の出番やな。
と、いうわけで、寒い寒いと喜ぶことに。わーい。

さてさて今日もまたバイクをシェアして、ダラットをふらふらと。
(ここで「だらっと」とういう動詞を選ぶ強さが、まだ僕にはない。笑)

ダラットは小さな町でだいたいバイクで30分もあればどこにでも行けますよっと。
入り口から滝までジェットコースターみたいな乗り物で行けるダタンラ滝とか。

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滝の裏側にまわりこめるプレン滝とか。

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でも、一番楽しかったのはここ。

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Crazy House!
ベトナムの元首相の娘で建築家であるハンナさんが、
「とにかく奇想天外なデザインのものを建ててみたい」と1990年に建てた家。
らしくて。実際に宿泊も可能。みたいねんけど。

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いや、ここがほんとに楽しい。

迷路のような廊下を歩けば気づけば屋上を歩いてるとか、なにここ。笑

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部屋の中はこんな感じ。なんで鷹おんねん。笑

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かわった模様の柱やなーと思って階段をあがれば、キリンやったり。

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庭には蔦で作った蜘蛛の巣に花が咲いていたり。

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ほんとに楽しい家。
住み心地がどうとか、その機能性とか、そういうところじゃなくて、
ただただcrazyでhappyな家!

住みたい!!
きっと設計図を書いてる時も、建設に立ち会ってる時も、わくわくしてたんやろなー。

こういう意味のない意味、みたいなのに僕はすごく惹かれる。
キリンが2階にいて得する人おらんけど、でもなんかいいなーってなる、この感じ。
そのものが本来持つ意味には影響は与えないような、仕掛け。こだわり。
きっとそこには、なにを言われようがここで突き抜ける、みたいな覚悟があるからかっこいいんやろなー。

川を流れる小石のように、僕らはまるくまるくなれる環境にはいて。
だいたいこうすればいい、みたいな模範解答は持ち合わせていて。
だからこそ、そういう仕掛けに、こだわりに、僕は憧れるんです。
鷹を、キリンを、蜘蛛の巣を、覚悟を背景に描きたいなと思うんです。

生きたい!!
そう思えるような日々の、設計図をかいて、材料を集めて、作り上げる。
うん、わくわくしかしーひんよなー。

スイミー的バイク、ホーチミン。

2013年4月24日

出国24日目
3カ国目ベトナムのホーチミンにいます。

ベトナムの原付事情はなかなかすごくて、
なかでもホーチミンはほんとうにすごいよ、との話を聞いて。

ほんとうにすごいってことは、
わくわくどきどきしかしないってことやし、
もうそんなん体験するしかないでしょう、ってことで。

体験してきました。原付といえばの、この僕が。

四国八十八ヶ所巡りを原付で行ったものの、あと二十三カ所残っている、この僕が。

京都から黒部ダムまで原付で行こうとしたものの、
一日中走り続けて全行程の半分くらいしか進んでないことに気づいて、
折れた心を下呂温泉で癒して引き返した、この僕が。

人生2回目の競馬で7万馬券を当てて、うきうき原付で帰ってる途中にトラックにはねられて、
1日のうちに万馬券にもトラックにもあたるってなにこれ、万馬券換算したら何万馬券になんねん、
と思いながら病院に運ばれた、この僕が。

と、いうわけで、レンタルバイク(7$/day)でホーチミン周辺をまわることに。

これが、ほんとにすごかった。
ひとことで言うなら、縦横無尽。

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いやいやいや、って何回言ったかわからへん。
一方通行逆走、信号無視、車線無視。
日本やったら10分もあれば全員免停なるくらいの。

そしてなんといってもその無秩序車両の多さが尋常じゃない。

信号待ちの前から、どん。

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横から、どん。

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駐車場、どん。

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なんか途中からバイクがいっぱい走ってるっていうより、
ひとつの大きなバイクが走ってるようにしか見えへんたしな。
スイミー的な。

そんななか普通にバスも車も自転車もおばあちゃんもいて。

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でもなんだかんだで1回も事故は見てないし、これでよし、ってなってる感はすごいあるし。
ある程度、成立してるんやとしたらすごいなー。
リハーサルしてた?みたいなすれ違いとか何回もあったし。
日体大の行進が、各交差点で行われてるイメージ。

なんていうか。
みんなの自分勝手さを持ち寄って、みんなの優しさで割ったら、
きれいに割り切れました。みたいな。
すごくすごくすごく、よく解釈すればそんな感じ。

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やーほんとすごかった。
こんなに運転でどきどきしたん久しぶり笑。楽しかった。

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ホーチミンも満喫できたところで、今日の夜行バスでダラットへ。
ベトナムはいって1週間。おいしいしたのしい、いいとこ。
来週あたりにラオスにぬけて、その後はミャンマーかな。わくわく。

世界であって、世界でなくて。

2013年4月22日

出国22日目
3カ国目ベトナムのホーチミンにいます。

メコン川を渡ったところにある片田舎のチャウドック、
水上マーケットで有名なカントーを経て、
大都会ホーチミンまで来ました。

ホーチミンに来た目的のひとつがカメラのクリーニング。
カンボジアの途中くらいで一眼レフのレンズにほこりが入ってしまって、
何を撮っても画面の中央にほこりが映り込んでしまう悲しい状況で、
あまり写真も撮れてなかってんけど。

ホーチミンにはcanonのカスタマーセンターがあるとのこと。さすが都会。嬉しい。
30万ドン(15$くらい)でクリーニング可能ですと。さすが都会。嬉しい。
明日には渡せますよと。さすが都会。嬉しい。

これでばっちりと一安心したところで、
明日はバイクの町ホーチミンで、バイクレンタルわくわく!

ほこりの入ったレンズで写真をとっているとき、思い出したのは狗飼恭子さんの文章。

 「どこへ行くんだ?」
 「南へ。ねえ、南には何があると思う?」
 「知らんよ。第一俺が知っていたとしても、俺が見たものとこれからお前が見るものが同じとは限らない」 
 「どうして?」
 「俺の目とお前の目は同じじゃない」

レンズ越しの世界は、世界であって世界でなくて。
それぞれのレンズを通して僕たちは世界を見てきたし、見ているし、これからも見ていく。
それがいいとかわるいとかのはなしではなくて、ただ、そうであるということ。

それぞれが生きてきた分だけ、見てきた分だけ、感じてきた分だけ、そのレンズは他の人のそれとは違う。
そして、そのなかではいりこんだ「ほこり」が「誇り」であると胸はれるようなものなら、
とても素敵だと思し、そういう世界を見たいな、僕は。

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右から欠けて、右から満ちる。

2013年4月18日

出国18日目
3カ国目ベトナムのチャウドックにいます。

プノンペンからホーチミンへは、バスでびゅびゅんと。
なんて思ってたんやけど。
どうやらボートで国境越えれるみたいやでって、わくわくした顔で教えてもらって。
いや、そんなんわくわくするに決まってるしな。

というわけで、午前8時に出発し、メコン川をくだるくだる。

ばいばい、カンボジア。

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はろー、ベトナム。

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このボートがほんとによかった。
空も両岸も風もほんと気持ちよい。

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出入国を完了し、6時間くらい川をくだって、着いたのはチャウドックという小さな町。
右も左もわからないのでとりあえず、前へ。
その前に、おなかも減ったので屋台へ。

「これいくら?」
「2万ドンだよ。」
「なるほどなるほど2万ドンかー、、、って2万ドンっていくら?!笑」
「2万ドンは2万ドンだよ。」

数字めっちゃでかい!
ってかドンって、なにそのめっちゃ強そうな単位!!
なにこの新ステージ!!!

みたいな右往左往の国境あるある。
なんにせよ、おなかがいっぱいになったので宿探し。
はじめての町でノーヒントの宿探しはやっぱり大変。
結局ツインで16万ドンを友達とシェアすることに。

そのあとはゆるりとチャウドックをぶらぶら。

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こじんまりとしながらも、マーケットも川もあって、心地よい町。
大きな建物がないから夕日が町中を照らすのがいい。

贅沢が何かはわからないけど、
夕日の中をぶらぶら歩いて、陽が落ちたあとは街角の交差点でお茶しながら、
あー昨日より月が大きくなってるなー、みたいなことをぼんやり思うこの時間は、
きっとそれにあたると思うなー。