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出国163日目。
15カ国目ベルギーのブリュッセルにいます。
今回はベルギーの大学生のうちにカウチサーフィン。
宿泊費が浮くのはもちろん、その国々のいろんな話が聞けるのは楽しい。
小雨降る中、ぶらりと観光開始。
ここブリュッセルは徒歩で観光できるのが素敵。
小便小僧が小僧すぎてびっくりした。めっちゃ小さい。笑
ワッフル美味しい。チョコ美味しい。
町並みおしゃれ。花きれい。
雨がやんで青空が見えた時の景色にどきっとしたり。
世界で最も美しい広場のひとつとして考えられているグランプラス広場に心奪われたり。
昼きれい。夕方きれい。夜きれい。
昼に降っていた小雨の反射演出もあってすごいよかった。
ぶらぶら歩き始める前は雨やんでほしいなーと思っていたけど、
その小雨の間に見える青空の嬉しさとか、
光が地面に反射する雨の日ならではのきれいさとかに
あー雨も悪くないなーってなって。
この一連の感情の動きはこれまでにも何回も経験していて、
それでも今回もまた同じような軌道をたどって。
雨も悪くないってことを再確認した今日からも、
雨めんどくさいなーやんでほしいなーと思うことはきっとあって。
あー嫌やな、って思って、やっぱり悪くないなと思う。
きっとそれでひとつなんやと思う。
ごまかす必要なんて全くなくて、
海に落ちれば、そのまま潜ればいい。
はじめから気づいている必要なんてなくて、
嫌なときはまず、その嫌な気持ちをどんと受けとめればいい。
焦ったところで早送りも巻き戻しもできないから、
どっしりソファーに腰掛ければいい。
伏線が多いほど、物語は面白いし、
ピンチがないとヒーローショーは盛り上がらない。
日が沈めば星が見えるし、星が消えて朝日が昇る。
梅雨があけるのが楽しみで、冬のあとの春に心躍る。
ソファーに深く腰掛けて、コーヒーでも飲もうかな、
くらいの余裕が持てれば、きっとだいたいうまくいく。
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