飛ぶ。咲く。走る。
Show MenuHide Menu

点と点との間の空白の世界と。

2014年6月3日

出国429日目。
33ヵ国目エクアドルのガラパゴス諸島にいます。

IMG_4614

道を歩けば亀がいて、
海で泳げばペンギンもアシカもいて、
空にはクチバシと足が青いアオアシカツオドリがいる。

IMG_4468

そんな噂の楽園へ。

IMG_4454

一番始めにガラパゴス諸島の名前を目にしたのは、
小学校の頃の国語の教科書。

ガラパゴス諸島には珍しい動物がいっぱいいて、
それはその島国の環境が、、みたいなそんな説明文やったっけな。

IMG_4244

そのときに強烈な憧れを抱いて、、とかそんなわけではないけれど、
それでもそんな世界があるんやーって素直に驚いた記憶はあって。

IMG_4561

そんなところに来たのかーってのが空港に降り立っての感覚。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

そこにはその説明通りいろいろな動物がいて。

IMG_4222

写真で見た通りの青い海があって、砂浜があって。

IMG_4691

でもやっぱりそれだけじゃなくて。
雨が降ることもあれば、普通の人の生活もあって。

IMG_4297

IMG_4186

点として認識していた世界と、点と点との間の空白の世界と。

IMG_4368

ガラパゴス諸島は、そのどちらも楽しくて、
またいつか訪れたいなと思えたそんな場所。

IMG_4349

そしてそういう場所を離れるときにふと感じるのは、問題集の最後についている答をのぞき見るような感覚。
こういう全体像の中の、この部分が説明されていて、この部分があの写真で。

IMG_4632

写真も言葉も、どうしても切り取ることしかできなくて、
写真だけでは、言葉だけでは、その場所を正しく表現することは出来なくて。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

でもだからこそ、無責任に言ってしまえば、好きに切り取ることができて、
写真には、言葉には、個々の感情をのせることが出来る。

IMG_4799

そうなんだけれど、それだけじゃない。
それだけじゃないけれど、それは確かにある。

IMG_4652

全てを正しく捉えるだけでは面白くなくて、
だから時にぶらぶらと歩きながらその中にある感情を切り取る。

IMG_4261

そこには納得もあれば驚きもあるし、
楽しい気持ちになることもあれば、悲しい気持ちになることもあって。

IMG_4521

ひとつの点を切り取るという行為に対する違和感を感じることももちろんあるけれど、
それでもやっぱり、正しく全てを書き写すためだけに時間をすごすのはもったいない気がして。

IMG_4355

だから僕は写真を撮るのも、誰かの撮った写真を見るのも好きで、
文章を書くのも、誰かの書いた文章を読むのも好きで。

IMG_4378

そしてもちろん、
そういった色んな人の感情をのせている実際の世界を訪れるのが、とても好き。

IMG_4728


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です